心理カウンセラー前田めぐみ

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「怒りを吐き出す」と良い5つのこと

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2018.07.23

怒りを出すことのメリットとは?

 

一般的に、怒ることはあまりよろしくないことで、
怒るようなことは、なるべくならしないように避けることが多いかと思います。

 

しかし、
こころの面からみると、怒る(怒りを感じる)ってとても大切なことなのです。

 

この話をするときに、
勘違いされることが多いので間違えないように理解して頂きたいのは、

 

怒るとは、
腹が立つ相手の人に
直接怒りをぶつける(言う)わけではない。ということです。

 

怒りは、相手にぶつけた時点でもう怒りではなく、
それは攻撃になっているから。

 

なので、その人に怒るということではなく、
ただ、腹が立つ怒りを自分で感じて、その怒りを吐き出す。
ということがとても重要になるのです。

 

そこで皆さんからよく言われるのが、
「なぜわざわざ気分を悪くしてまで、
腹が立つ怒りを感じて、出すことをするんですか?」と言われます。

 

まぁ、そう言いいたくなるのはよく分かります。
私自身も初めはそう思いましたし、
なにぶん、こころのことを勉強するまでは
イヤな気分はなるべく避けて、感じないように生きてきましたから^_^;

 

なので、
多くの皆さまからそう言われるのはとてもよく分かるのです。

 

ですが、
イヤな気分になる怒りの感情に
なぜわざわざ目を向けるのかと言うと、
その怒りの気持ちがある。
ということを自分で分かっていないと、
怒りの感情を本当の意味で手放すことができないからです。

 

人は本能的に、イヤな気分は感じないように避けようとします。

 

そして、
イヤなことは無かったことにしてその場を切り抜けてやり過ごしていきます。
もちろんそれは、自分のこころを守るために大事な行為で、

時にはそうすることが必要な時もあります。

 

ただ、
いつもいつもそうやって避けてばかりいると、
その感情はいつまでたっても消化されず
こころの奥で気づかないうちにどんどん蓄積されていってしまいます。

 

そうするとどんなことが起きてくるか…。
怒りの気持ちから目をそらし続けたことで、
こころの中は溜めこまれた怒りでギュウギュウの飽和状態になり、
遂には収まりきらずになんともないようなことで急に感情が爆発してしまう。
なんてこともあります。

 

意味もなくイライラする日が続いたり、
涙があふれて止まらなくなってしまうなど。
そんな状態になるケースもよくあります。

 

または、
普段から感情を抑え込みがちな方などは、
身体に症状がドンと出る方もいらっしゃいます。

 

身体症状に出たことで、
病院に行って診てもらったとしても、
結果なにも悪いところはないとなると、
こころ(感情)が影響している可能性が考えられます。

 

症状の出方は人によって様々ですが、
原因不明の高熱が続く方もいれば、
帯状疱疹でひどい痛みが出てしまう方、、
ぎっくり腰の症状として出る方などもいらっしゃいます。

 

そこで初めて、
ストレスや怒りの感情が溜まっていたことに
気がつかれる方も多いです。

 

という事態になる前に、
そんな状態になるまで溜めこまないようにする方法や、
未然に予防ができる方法があることを
ぜひみなさまに知ってもらいたいのです。

 

でも、
このことを知らない人が
世の中にまだまだたくさんいらっしゃるので、
1人でも多くの人に知ってもらいたいなと思っています。

 

そこで、
今日皆さまにお伝えしたいのは、
「怒りを感じて出すことのメリット」についてです。

 

 

 

その前にだいじなことなので、
もう一度言いますね。

 

怒りとは、
腹が立つ怒りを自分で感じて
その怒りを吐き出すということです。

 

それでは、
そうするとどんなメリットがあるかと言うと、

 

1.心も体も元気になります

 

「心も体も元気になる」というのは、
怒りを感じて吐き出していくことで、
だんだん抑うつ感がなくなっていきます。

 

怒りが溜まっていき、
ムカムカした気持ちを吐き出せていないと、
人間はだんだん元気がなくなってきます。

 

そうなると、
うつっぽくなったり
落ち込みやすく抑うつ状態になり兼ねないので、
怒りを感じて吐き出すことをすると良いのです。

 

そのような症状がある方には
カウンセリングでも怒りを出して怒ってもらってます^_^

 

怒りを出すことで、
だんだん元気を取り戻すことができるのです。

 

 

2.心の軸が安定します

 

「心の軸が安定する」というのは、
怒りを感じて出していくことで、
心の中にしっかり安定した軸(芯)のようなものが自然に作られてきます。

 

そのため、人の意見に流されることが減り、
自分の意見や意志がしっかり分かるようになってきます。

 

心がグラグラ不安定に揺れ動くことがなくなることで、
心の芯が強くなったように感じることもできます。
そうなると自信にもつながっていきます。

 

3.相手への嫌悪感が減ります

 

「相手への嫌悪感が減る」というのは、
腹が立つ相手への怒りを出せていないと、
だんだんとその人への嫌悪感が増えていってしまいます。

 

つまり、その人のことがどんどん嫌いになってしまう可能性がある。
ということです。

 

でも自分で怒りを吐き出していけば、
その人への嫌悪感はしだいに減っていきます。

 

そのため、人間関係もうまくいくようになります。

 

4.人の意見に流されにくくなります

 

「人の意見に流されにくくなる」というのは、
2.でもお伝えしたように、
自分の心に安定した軸が形成されていくため、
私はこれがいいんだ。こうしたいんだ。
という自分の意見をはっきり認識できるようになっていけます。

 

あなたの意見はこうなのね。
そして私の意見はこうです。と、
人の意見にグラグラとまどわされることがなくなり、
自分の意見や意志をしっかり持つことができるようになります。

 

5.やる気が出ます

 

「やる気が出る」というのは、
1.でもお伝えしたように、
怒りを出すと、心にも体にも元気が出てくるので、
やる気や意欲が自然に上がってきます。

 

そのため、
怒りというのはパワーの源でもあるのです。
いろんなことへの意欲の原動力にもなっているのです。

 

怒りを吐き出すことで、このようにたくさんのメリットがあります。

 

あなたもぜひ、
日頃から怒りをマメに出してみてくださいね。
きっと良い変化を感じられることと思います。
怒りを出すやり方は、まずは身体の力を抜いて、
腹が立つ気持ちをゆっくり息と共にフ~っと
体の外へ吐き出してみてください。

 

コツは、
あなたが感じている怒りを、
体の中から外に出て行くイメージで、
息をフ~と吐き出してみてください。

 

それを何回か、
スッキリするまでゆっくり丁寧に繰り返しやってみてください。

 

何回かやってみてもうまくいかないときは、
いつでもお気軽にお問い合わせからご相談ください。

 
 
【内面から性格が変わるカウンセリング】
“性格を変えて、幸せな人生を目指していきませんか?”
横浜市綱島の心理カウンセラー前田めぐみ

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