寂しさを紛らわすためにお酒を飲んでしまうあなたへ
心理面から捉えた、解決するための5つの手段と方法をお伝えしていきます。
寂しいといってもその背景には、人それぞれ様々な理由や要因があると思います。
たとえば、孤独感であったり、空虚感であったり、自分の存在価値を見いだせずにいたり、
人との関わりの中での対人ストレス(しゃべるしゃべらないは関係なく)など。
具体的に言うと、大勢の仲間といても孤独感を感じていたり。
満たされていない感じが慢性的にあって空虚感(寒い感覚)を感じたり。
自分なんて生きていてもしょうがない、生きていたって何の意味があるんだと思ったり。
人と親密になれないことや、人と関わることに対しての疲労感が強いなど。
そういった要因が影響することで寂しさを感じ、これらを紛らわすために(埋めるために)
毎日のお酒が欠かせなくなったり、飲み過ぎてしまうという傾向が多いとも言われています。
また、ある精神科医の先生のお話しでは、アルコール依存になりやすい人の傾向として、
将来に対する漠然とした不安を抱えている人も多いと仰っています。
アルコール依存にならないようにするために、もしくはアルコール依存から脱却するためには、ただお酒を飲む行為をやめるというところだけに焦点を置くのではなく、どんな心理的要因が変化していくことで解決に向かっていけるかを、お伝えしていこうと思います。
1.自分の存在価値を認めていく
自分自身に対する存在価値や、存在の重要性がよく分かっていないと、そのやるせなさからお酒に走ってしまう傾向があります。
「どうせ私なんて」「生きていたってなにもいいことなんかない」そんな風に思って、
自分自身をだいじにしないような、無謀な飲み方をしてしまうかもしれません。
そうなると命の危険にもつながってしまうので、
あなた自身の存在価値や存在の重要性を心の内面から認めていけるような支援が必要になっていきます。
→存在に関わるカウンセリング
2.こころの根っこの愛着(愛情)を満たしていく
こころの根っこが愛着で満たされていないと、
孤独感や空虚感、不安定さや不安など漠然とした不安感を感じやすくなりがちです。
その気持ちを感じないようにするためには、
どうしても紛らわすためにたくさんのお酒を飲んでしまう行為に走りがちになります。
そうすることで、いっときは高揚感が得られ満たされた感じがするかもしれませんが、
本当の意味では、満たされた感じがするだけでただの錯覚にすぎません。
ここでだいじなことは、こころの根っこの部分から愛情や安心感を満たしていく作業が必要になります。
→愛着のカウンセリング
3.人との関わり方を考えて変えていく
お酒に依存しがちな人は、対人関係のストレスが多いと言われています。
それはその人と話をするしないに関わらず、対人に対するストレスを抱えていることが多いようです。
そういった場合、そのストレスの背景にはなにがあるのかを見ていく必要があります。
たとえば、人と親密になることが苦手だったり、人と関わることが億劫だったり。
→近づいていけるようになるカウンセリング、関わっていけるようになるカウンセリング
はたまた、人に対して気を遣い過ぎることから、言いたいことを我慢して抑えることで、
お酒を飲んだときだけは自分の本性が出せるとか、言いたいことが言えるなど。
日常で自分を抑え過ぎてしまうことで、お酒を飲んだ勢いで、普段言わずに我慢している言ってはいけないようなことまで言ってしまうなど。
そんなトラブルを招いてしまう場合もよくあります。いつも真面目な人なのに、お酒を飲むと人が変わってしまう。
と周りからするとそんな風にみえるかもしれません。
これを解決していくためには、自分の意見や欲求を我慢せず、普段から表現できるようにしていく支援が必要になっていきます。
→欲求を我慢しないカウンセリング、自分らしくいられるカウンセリング
4.なにから逃避しているのかを探り解決していく
なにかからの逃避行動として、お酒を飲むという行為になっている場合もよくあります。
たとえば、何もしない時間が耐えられないため、時間をつぶす為に飲んでごまかすなど。
その背景にもなにかの理由はあるのだと思います。寂しさを感じないようにするためとか、
飲んでいる時間だけ、人生に対する絶望を感じなくて済むなど。
それが、仕事の辛さだったり、家庭環境の辛さだったり、子育ての大変さだったりなど。
その大変さや辛さがなにかが分かることで、気持ちにじっくり寄り添うことができます。
5.不快な感情を感じて消化していく
誰でも不快(イヤ)な感情は感じたくないので、どうしても避けがちになります。
それに辛い感情を目の当たりにすることは、精神的に苦しいしキツイものです。
これをひとりでなんとかするのはなかなか難しいため、カウンセラーの支援のもと、
しっかり寄り添ってもらいながら感情を感じて消化していくことが、とても重要になります。
感情を感じたら、余計に苦しくなって辛くなるんじゃないのか。と思って感情には触れないようにしたくなる気持ちもよく分かります。
でも、感情を感じないようにして抑えてきたから、お酒を飲み過ぎる。という行為になっているともいえるのです。
こころに抱える寂しさを、しっかり受け止めてもらいながら感じていけば、
こころの中の寂しさは消化されるので、お酒に走る必要がなくなるのです。
→感情を感じていくカウンセリング
以上、心理面からみる5つの解決方法をお伝えしましたが、
ご紹介したカウンセリングについてご質問等がある方は、
また、初回ガイダンスもありますので、まずはそちらからお試しいただき、
どんなカウンセリングなのかを体験されたい方はこちらからお申込みください。
アルコール依存でお困りの方は、医療機関での治療を併用しつつ、
カウンセリングも受けられていくことで、より早い回復が期待できることと思います。
依存症のことでお困りの方、ご相談したいかたはこちらからお問い合わせください。
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横浜市綱島の心理カウンセラー前田めぐみ