心理カウンセラー前田めぐみ

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48年間いい子で生きてきた私が、母親との心理的な闘いがようやくできるようになりました

25のリスト(禁止令)

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親子関係

2019.05.18

母親に言いたいことが言えず、ずっといい子で我慢して生きてきました。

 

ちょっとしたケンカや言い合い程度のことは今までにもたくさんありましたが、本気の闘いは今回初めてできた気がしています。

 

本気の闘いとは、お母さんの本音に踏み込んで、私自身の意見をハッキリ口に出して言うことです。

 

私の母は本音を言いません。

本音を言ったら、負けた気がするからなのか、弱い所をみられたくないからなのか、その真意は分かりませんが、本音は言わず、なにかしら他のせいにして(他の理由をこじつけては)自分は悪くない。自分のせいではない。という主張をしてきます。

 

今回もまた、いつものパターンでやってきました。

私「今年の夏、娘もつれてそっちに帰るね」

母「泊まるスペースもないから、来ても泊まれんよ」

私「え?この前帰ったときみたけど、泊まるスペースあったよ」

母「いや、もう83歳にもなって片づけとかできんから」

私「なんか動かすものとかあったらやるからいいよ。なんもせんで、ゆっくりしとき」

母「いや、動かすスペースがないから」(と、スペースのせいにする)

私「動かすスペースはあるから大丈夫だよ。いいよ私全部やるから、なんもせんでいいよ。行ったとき全部いいように指示してくれたらいいし」

母「あのさ私83歳なんだよ。もうちょっと私のこと考えてよ!」(来た!いつもの犠牲者のパターン)

私「いや、考えてるからなんもせんでいい。って言ってるんだよ。わかってるよ。動くのしんどいだろうから、なんもせんでいいし、ご飯もなんも準備せんでいいし。むしろなにかやることあったら言って。なんでも動くから」

母「動かすスペースがないの!」(あくまでもスペースのせいにする)

私(ちょっと気を利かせて)「わかった、モノを動かされるのがいやってこと?」

母「そういうわけじゃないけど…」

私「そうじゃないんだ…じゃあなに?お母さんの真意がわからん。それを教えてよ」

母「動かすスペースがないんだって」(いや、確実にあります。どこまでもスペースのせいにするのね)「もういいかげん年寄りの私を動かすのをやめてちょうだい」

私(うーん、意味が分からん。動かんでいいっていってるんだけど通じない。私もいいかげんイライラしてくる。だいたいいつもこういうとき、勝手に被害妄想に入って、私は動かされる、動かんわけにいかんでしょなどと言う。こんなに動かなくていいと言ってるのに、じっとしていていいって言っても聞こえていないのです。めんどくさ!!)

 

※ここで、いつもなら、もうめんどくさくなって、じゃあいいよ。もう行かないよと言って母とのやりとりは終わらせることが多かったのだけど、今回はカチンときたのと、避けないで闘ってみようという冷静な思いもあって、最後まであきらめずに闘ってみました。母の本当の本音との闘いです。核心に付いていく闘いです。

 

私「モノを動かすスペースはあるのに、スペースを理由にする意味が分からん。ベッドの上にある荷物を動かされるのがイヤってこと?」

母(あくまでも)「イヤとかそういうことではない」と言い張る。

私「イヤじゃないんならいいんじゃないの?指示してくれたら私動かして寝るスペース作るから」

母「なんで私の年をわかってくれんの!」と、また年齢を出してきて被害者になる。

私「それはわかってるよ。年とってきて動くのしんどいのわかってるから、私がやるっていってるし、しんどいのわかってるから今こうやって質問して聞いてるんだけど。わかってなかったらこんな風にどうしたらいい?って聞かないよ。本当は何がイヤなの?」

母「イヤとかじゃなけど…」と言う(どうしても自分がイヤとは認めたくないんですね。)だいたいこういうとき、いつも人のせいにするか、モノのせいにするか、今回はスペースのせいと、私が母のしんどいさを分からないヒドイ娘。っていうことで私のせいになってました(>_<)

 

イヤとかじゃないけど…の、「けど」の後には母の本音が隠れているんですね。

私「けど、なに?」

母「ゆっくりできんから…」

私「ってことは、私たちが行くとゆっくりできんから行かない方がいいってこと?」

母「数時間、来るぐらいはいいけど泊まるのはスペースがない」

私「わかった。ちょっとの時間、家に寄るのはいいけど、寝るスペースを確保するためにモノを動かすのがペースが乱れるからイヤっていうこと?」(だいぶ一生懸命考えて代弁してみた)と聞くと

母「イヤっていうわけではないけど(あくまでもイヤとは言いたくないようです)自分のペースが確保できない(と思い込んでいる)のがイヤなようでした。

私「それならスペースがないって言わなくても、私のペースが乱れるとしんどいから泊まるのはせず、寄るだけにして。と言ってくれたらわかりやすい」と言うことができました。

(この時点で母はもうずいぶん被害者モードで険悪でしたが…)

 

でも、私自身がこんなに最後まであきらめずにしっかり闘うことをしたのは、初めてかもしれません。

 

なぜなら今までは、途中でこのやりとりがめんどくさくなって止めるか、私のせいにされるのが目に見えているから、それを見たくなくて止めるか、攻められて攻撃されてあんたなんか知らん!と吐き捨てられるのが怖くて(小さい頃からのやり方でされる)ドキドキして緊張して言えずに終わる。と言うパターンを何度も繰り返してきていたなと。

 

でも今回は、ドキドキもせず堂々と闘えたことにちょっとびっくりです。

でも嬉しい気持ちになっています。

 

「離れるな」の禁止令決断は、解消されたなぁと思ったら、清々しい気分です^_^

※「離れるな」とは、心理的にも物理的にも親から離れてはいけない。親から自立してはいけない。という親から子どもに与えるメッセージのことをいいます。

参照ブログ

 

 

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横浜市綱島の心理カウンセラー前田めぐみ
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