心理カウンセラー前田めぐみ

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スマホゲーム依存は、ギャンブル依存症と脳のダメージが酷似している

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2020.02.24

子どものスマホ依存、発達阻害、脳機能低下も

 

いま日本では
ほとんどの人がスマートフォンを持ち、
そのスマホで簡単に、
しかも昔とは違い無料でゲームが始められる時代です。

 

2017年度の厚生労働省調査では、
中学・高校生のインターネット過剰利用、
病的な使用の推計数が93万人を超えたと発表されています。

 

現在2020年ですから
この数字より多くなっていることは予測がつくことと思います。

 

スマホやゲーム依存に関する問題は
子どもから成人まで幅広い年齢層で問題視され始めていますが、
なかでも特に問題なのが、
ゲームやネットを含めた子どものスマホ依存です。

 

本来なら育っていく環境のなかで、
現実の社会の人と人とのコミュニケーションによって
道徳性や協調性、社会性や仲間意識などの様々な能力を発達させていくところを、
ネットやゲームを長時間するという生活スタイルが定着化すると
それらの能力の発達が阻害されてしまいます。

 

そしてスマホのゲームは、
パチンコなどのギャンブルに酷似しているといわれています。
スマホゲームはアップデートをすれば
終わりがないシステムになっているんですね。

 

ゲームへの刺激や興奮の楽しさがずっと続いて
やめられず依存症になる。
終わりがないって怖いですね。

 

また、
多人数が同時に参加できるオンラインゲームによって、
現実社会では得られないような賞賛を得られたりすることでも
依存的になっていくのかもしれません。

 

ゲームにはまり込んだときの脳へのダメージは、
理性や知性を司る前頭前野の機能が低下するということが
研究の結果もう既にわかっています。

 

前頭前野の機能が低下するとどんなことが起こるかというと、
思考力や注意力、判断力に影響が出て、
衝動性の制御も困難になるといわれています。

 

つまりこの症状は、
ギャンブル依存やアルコール依存と同様のダメージなのです。

 

ギャンブル依存症もゲーム依存症も
心理的要因の元は同じと言われています。

 

それは、
・自己効力感
・自分の存在価値
・感情の処理能力
・親密さ

 

これらの心理的要因が阻害され、
どの依存症にも同じようにあると言われています。

 

「自己効力感」とは、
まずは努力ができること。と、
自分は努力すればできるんだ。
という思いがあることを言います。

 

「自分の存在価値」とは、
自分は存在する価値がある。
ということを意識して思うことではなく、
心の内面からそう感じられるということ。

 

「感情の処理能力」とは、
自分で感情のコントロールができること。
コントロールとは抑えることではなく、
気持ちをうまく消化できることを指します。

 

「親密さ」とは、
対人ストレスがどれだけあるか?
にかかわってきます。
表面上、人と親しく笑顔で接していても、
心の中での対人ストレスがどれほどなのか。
という意味に当たります。

 

人と関わるときのストレス度が高いと、
ギャンブルやゲームにはまり込む依存度が高くなると言われています。

ギャンブルやゲーム依存などの依存症でお困りの方、
やめたくてもやめられず苦しい思いをしている方、
こちらまでお気軽にご相談ください。

 

※2019年12月2日長崎新聞「子どものスマホ依存」より一部参照

 

 

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横浜市綱島の心理カウンセラー前田めぐみ

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