心理カウンセラー前田めぐみ

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2023.12.12

感情を我慢すると身体症状に出やすい

 

思考(考え)
感情(気持ち)
行動(動き)
これらは1セットです。

 

どれかが多すぎたり少なすぎたりすると
バランスが崩れます。

 

でも日本人は特に、
感情を使うのは苦手な人がほとんどだと思います。

 

なぜなら、
ちっちゃい頃から感情って
使い慣れてきてないから、
感情を抑えることの方が得意だと思います。

 

「いつまで泣いてるの!」
「怒ってても仕方ないでしょ!」
「イヤって言ってたってやるしかないんだから」

 

ってなこと、
よく言われてきませんでしたか?

 

こうやって、
私たちは感情は抑えるものと
暗黙のメッセージを与えられてきたために
感情は抑えて、
不快な感情を感じるくらいなら
やることやった方がいいと行動を優先する人は多いんじゃないかなと思います。

 

 

感情は目に見えないので気づきにくい

 

30代サラリーマン男性の事例です。
(ご本人には掲載の了解を頂いています)

 

彼は仕事熱心で、
営業成績も優秀でした。

 

飛び込み営業もバンバンこなし
とにかく行動あるのみ。
売り上げの数字は、
いかに行動したかで決まる。
と豪語していました。

 

お客さんのところに行けば、
門前払いをされたり、
イヤな態度を取られたり
大声で仕事の邪魔だ!と怒鳴られたりなど
数々のイヤな仕打ちを受けながらも、
行動あるのみで次から次へと飛び込み営業をしていました。

 

そんなある日、
突然、全身が痒くて痒くて仕方がなくなり、
体を見るとじんましんだらけ。

 

そのうち治るだろうと
市販の薬を塗ってしのいでいましたが、
しばらくすると今度は
体の半分に激しい痛みが。

 

あまりの痛さに病院へ行くと、
帯状疱疹と診断され、
病院の先生からストレスが溜まってるのかもしれないね。

 

と言われたのをきっかけに
カウンセリングを受けに来られました。

 

彼のお話を聞いていくと、
ほぼ思考行動しか使っていないことがわかりました。

 

成績を上げるためには、
どう戦略を練って(考えて)
いかに動くか(行動するか)

 

会話の中に、
彼の感情(気持ち)は一切出てきません。

 

どう感じますか?
と聞いてもうまくかわして、
思考(考え)で答えが帰ってきます。

 

いかに感情を使っていないかということを
丁寧に説明しながらお話していきました。

 

ご本人はそう言われてもピンとこないほど、
自身の感情には無頓着だったようです。

 

彼の中では、
思考と行動をフル活動して、
感情には触れずに飛び込み営業をしてきたそうです。

 

イヤなこともたくさん言われたり、
門前払いをくらったり、
迷惑だと怒鳴られたりしてもやってこられたのは、
ある意味、感情を使っていなかったから辛い飛び込み営業もやってこられたのかもしれません。

 

でも本当は傷ついたり、
怖かったり、
イヤだなぁって心は感じていたのでしょう。

 

でも感情は使い慣れていないので、
うまく発揮できないまま、

知らないうちにどんどん感情は溜まりに溜まって、

もう無理!ってなったときに、

じんましんや帯状疱疹となって身体に現れたのかもしれません。

 

感情はパンパンでもう限界ですよ。
って身体が教えてくれたのかもしれませんね。

 

その後はちょっとずつですが、
感情に目を向けて、今は自分の感情に少しずつ気がついてこられています。

 

少しずつでも自分の感情をだいじにできるようになって、思考・感情・行動がバランス良く使えるようになると、心も身体も健康になって、自分を労わりながら営業のお仕事もできるようになっていけます。

 

 

 

【性格が変わるカウンセリング】
“性格を変えて、幸せな人生を目指していきませんか?”
横浜市綱島の心理カウンセラー前田めぐみ

 

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