【泣くと負けた気がするから泣きたくないです】
クライアントさんがこんなことを言われたりします。
「アイツなんかのために泣きたくない！」
「あんなヤツのために泣くなんてシャクです」
目の前でボロボロ涙が流れて
悲しい気持ちでいっぱいなんです。
もう十分泣いてるし
悲しさ全開なんですが、
悔しいから泣きたくないんですよね。
実は私もこのセリフ言ったことがあるので、
そう思う気持ちよく分かります。
たとえば、ヒドイことを言った相手に対して
「泣いたら負けた気がする」とか、
「泣くのはシャクに触るしムカつく」とか、
「泣くと、私が振り回されてる感じがして、それもまたムカつきます」など。
泣くことを我慢したり、
悲しい気持ちはなかったことにしようとします。
ムカつく相手のために、
そんな時間を費やしたくないんですよね。
それもすごくよく分かります。
でもね、
そこでその悲しい気持ちに触れずに抑え込むと
かえってツラさが長引くことがあります。
ずっと嫌な気持ちが吹っ切れなかったり、
イライラが全然おさまらなかったり、
より一層相手に嫌悪感を感じるなど。
余計に気分の悪い状態になることが結構あります。
カウンセリングでは、
気分が悪い時間が長引かないようにするために、
今あなたが感じているそのままの悲しい気持ちを大事に感じられるように支援していきます。
ここで重要なのは、
自分の気持ちを大事にするために悲しみを感じることが目的です。
本当は悲しいのに、
それを我慢して抑え込んだら
自分の気持ちを無視したことになってしまいます。
それだと自分を大切にできていないことになるし、
大事な気持ちを無視してしまったらかわいそうです。
この自分の悲しい気持ちを
こんなにもわかってくれる人は自分しかいません。
だから相手がどうであろうとも、
どうかあなたの今の気持ちを大事に受けとめてほしいのです。
どうですか？
できそうですか？
もし、そうは言ってもなかなかできそうになかったり、
相手のことが気になってそんなの難しいという方は、
いつでもご相談ください。
あなたがラクになれる方法を
一緒に考えながらやっていきましょう。
